手打ちのプロが家で打つ!…ではなく子供と作る家庭的なうどん。

店で作ったうどん生地を、家で子供と手打ちしてみました!

キャッキャとはしゃぎながらも、だんだん真剣な顔になり手打ちを楽しんでくれましたよ。

その様子をご覧ください~☆

 

…の前に、すこし手打うどん虹やの状況を。

2021年9月現在、新型コロナウイルス感染症の影響による緊急事態措置が滋賀県に発出されています。

手打うどん虹やでは緊急事態措置の間、生麺とダシのお持ち帰りのみで不定期に営業している状況です。

持ち帰り営業などの情報は、以下のTwitterアカウントにて告知していますので、ご確認ください。

ご確認の上、ぜひご家庭で虹やの手打ちうどんをご賞味ください!

 

家で子供とうどんを打つ。

さて、家うどんの話。

うどんって、最初の練りの工程「水回し」でほぼすべての出来が決まります。

…というのは大げさかな。笑

だけど子供が1回でうまく作れるものではないので、最初はできるだけ成功させてあげたくてプロの私が練った生地にしました。

(いずれ、家で本格手打ちうどんを作る手順やコツも記事にしますね!)

子供が打つ生地はすこし加水を多めにしてやわらかく仕上げないと、子供の力や体重ではのびてくれません。

今回かなーりやわらかく仕上げたのですが、それでも難しかったようです。

ぜんぜん伸びません。

力じゃなく体重をのせることで伸ばすんだよー、できるだけ台の手前のほうで打つんだよーとかアドバイスしながら、なんとか伸ばしてもらいます。

できるだけ手伝わずに子供だけで麺にしてもらいたいなぁーと思っていたけど、やっぱりちょっと手伝わないと難しそうでした。

 

麺棒はどんなのが良い?

家でうどんを打つ場合、ホームセンターの丸棒(米ヒバ材とか)でOKです。

虹やのオススメは、直径2cmで長さ60cmの丸棒。

今回は45cmだったから、ちょっと短かったかな。

そしてなんと!手打うどん虹や愛用の麺棒も、アヤハディオで売ってる安ぅーい丸棒です!

直径2cm、長さ90cm、米ヒバ材。

だいたい200円。笑

一応できるだけ反りがなく真円のものを選びますが、少々反ってても毎日麺打ちしていれば真っすぐになっていきます。

なんで安い丸棒を使うかというと、実はあえてそれが良いんです。

企業秘密なのでネット上では書きませんが、ご来店の方にはお教えしますのでお気軽に聞いてくださいね!

 

ちなみに手打ちうどんの「打つ」とは、麺棒でうどん生地をのばす工程のことを指します。

「手打ちうどん」と名乗ることができるのは、麺棒で手によって生地を打ったうどんだけ。

逆にいうと、この工程だけ手で行えば「手打ち」を名乗れるんですね。

 

さて、ここからの一文は「手打うどん虹や」のアピールです。笑

「手打うどん虹やは、手練り・手打ち・手切り(包丁切り)の、完全手仕事うどん店です。」

よろしくお願いします!!!(本気)

 

文化包丁でうどんを手切り。

できるだけ家にあるもので作りたくて、麺切り専用包丁ではなく文化包丁にしました。

ふだんから「包丁は前後に動かすことで切れるんだよー」と教えていましたが、うどんの場合はほとんど「押し切り」の意識が正解です。

ちょっと最初は、前後にギコギコしながら切ろうとしてましたが切れず。

「すこし体重をのせながら、つぶし切るように」とアドバイスすると切れるようになりました。

(本当はすこしだけ前に刃を走らせながら、肩から体重をのせて切るのが正解です。)

でも最注意、包丁に体重をのせるなんて普通しませんし、刃の向きがブレやすくなり危ないです。

子供用の包丁を使ったり、大人が手をそえて切ったほうが安心ですね。

あまり小さなお子さんには、この工程だけは無理にさせないほうがいいかなとも思います。

すこし固い生地のほうが、ホントは切りやすいです。

だけど固い生地は、子供には伸ばせません。

このへんの加減は難しいですね。

家庭で作りやすい手打ちうどんのレシピ、じっくりと考案しておきます!

 

なにはともあれ、子供の作った手打ち麺が完成しました!

 

自家製の手打ちうどんを食べよう!

これぞ本当の意味で自家製ですね。笑

太くて、ところどころダンゴのようにくっついた麺は、ゆで時間なんと27分。

できましたよ!

子供たちから歓声があがります。

食べてみると…

これが意外とウマいんです!!

打ちたて、切りたて、湯がきたて。

そして何より、自分たちで作った苦労と感動。

心がこもっているものは、ウマいんです。

 

これをきっかけに、おうちで美味しく手打ちうどんを作るためのレシピを考えて、この虹やホームページに掲載しようと思いました。

ちょっと時間がかかるかもしれませんが、お楽しみに!

 

家で子供と、手打ちうどんを作る。

わたくし「手打うどん虹や」店主としても、初心を思い出させてくれるような良い経験となりました☆